日記

「下校子の挨拶の径桜散る」 学校で指導されてるのでしょうか。最近の子供たちは道で会うと必ず挨拶をします。 下校時間にかち合うと何人にも挨拶をしなければならないので、結構忙しいです。

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「春日を様々な音賑やかし」 物音ひとつしなかった冬が過ぎ暖かくなると同時に廻りが騒がしくなりました。 木を切るチェーンソーの音、工事中の重機の音、家の新築現場の音、畑を耕す耕運機の音、草取り中の人の話し声、それらが同時に聞こえてきます。

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「遠雷や山小屋まではまだ遠し」 登山中に何度か経験しました。 運も味方してくれて何事もなく登山人生を終える事ができました。

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「熊野道沢蟹群れる石畳」 突然、昔、熊野古道を歩いた事を思いだしました。 林の中の石畳におびただしい数の沢蟹が同じ方向に向かって歩いていました。 こんな山の中で沢蟹を見たのは初めてだったのでびっくりしました。

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「布草履友の手仕事春の朝」 友人から布草履を頂きました。 力をこめてしっかり編んだ草履は履きやすくて丈夫で履き心地満点です。

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「何処よりチェーンソーの音風光る」 春になり野外で働く人も多くなり人々の生活音が聞こえるようになりました。

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「白木蓮はらりはらりと花落とす」 庭の白木蓮が満開です。 風もないのに、花びらが散り始め、開花の時期は直ぐ終わってしまいます。

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「花だより故郷は今日満開と」 桜の開花情報が毎日ニュースになります。 故郷を離れている人たちは故郷の風景を思い起こす事でしょう。

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「帰京せる娘送る道初音かな」 娘を送っていく途中、今年初めて鶯の鳴き声を聴きました

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「黎明を切り裂く如く雉の鳴く」 今年も又ケーンケーンとかんだかい雉の鳴き声が聞こえてきました。 早朝、意外に間近な所で雉が鳴いてびっくりしました。

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「花の香を乗せて春風庭仕事」

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「花の香の漂う庭や春深し」 今の時期は沈丁花やヒヤシンスなど花の香が一番良い時です。 花粉症さへなかったら庭に出たいのですが。

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「山笑う濃淡の樹林縞模様」 人工林の杉の濃い緑と自然林の落葉樹の萌黄色が縞模様に見える風景は 春の里山のこの時期にしか見られません。 もう少しすると万物全てが緑色となり、縞模様は消えてしまいます。

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「杭の立つ工事予定地雉鳴けり」 河川工事のため荒地だったところの木や草が払われ明るくなりました。 そこに棲みついていた小動物が住宅地の方で見かけるようになりました。 春になり明るくなった荒地だったところから雉の声が聞こえてきます。 新しい棲み…

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「ものの芽の眼ざめ促し細き雨」 春の雨は万物の眼ざめを促し木の芽草の眼が一気に芽を出します

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「雑草と言うも可憐なほとけのざ」 花粉症で苦しい中、頑張って今年初めての草取りにでました。 もうすっかり雑草がはびこっています。 中でも仏の座と呼ばれる雑草は繁殖力が強くあっという間に庭一面に広がってしまいます。 でも花は濃いピンク色をして花…

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「てきぱきと花摘む農夫別れ霜」 林檎や葡萄、その他の果実は全て、味も形も良い一個の果物を作るために多くの花や蕾や果実を摘み取ります。 一つ一つ手作業なので、その作業は大変です。 一番先の花摘みは摘み終わった後に霜害にやられて全滅する事もありま…

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「瑠璃色に荒れ地彩る犬ふぐり」 雑草の犬ふぐりの花が満開になろうと誰も気に留める人はいません。 でも良くみると花は可憐でとても綺麗です。 花が群生しているところは瑠璃色の絨毯を敷き詰めたようです。

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「木蓮の花散りてなお潔し」 白木蓮の大きな花弁は開くと直ぐ散ってしまいます。 純白の大きな花びらは地上にあっても堂々としています。

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「卒業子女性となりぬ袴の児」 小学校を卒業する孫の居る友人が二人居ます。 今時の卒業式は女の子は袴姿で出席するのだそうです。 それを聞いた周りの人たちはびっくりです。 スマホで写真を見せて貰いました。この子が小学生?二度びっくりです。 そこには…

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「便りなき無事の知らせと福寿草」 兄妹皆年老いてしまいました。 弟の庭から移植した福寿草だけは元気に花を咲かせてくれます。

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「風光る無口な孫の思春期か」 中学校に入った男の子が急に無口になりました。

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「春疾風弾丸のごと雀飛ぶ」 疾風に飛ばされているのか、飛んでいるのか解らないけど、雀が一直線に庭を横切って いきました。

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「眼も鼻も花粉症なり半世紀」 今年の花粉症はほんとに酷い、と毎年言い暮らして半世紀が経ちました。 我慢の利かない老いも加わりほんとに辛い花粉症です。

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「春愁や一日一句駄句増えし」

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「春日や葉色黄ばみてシクラメン」 長い事楽しませてくれたシクラメンがいつの間にか葉っぱが黄色くなっていました。 ネットで調べたら気温が高くなるとそうなるそうです。 涼しい場所に移してあげなければならないようです。

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「朝風呂の香りはすだち春の雨」

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「ひねもすの読書三昧春炬燵」 主治医から散歩を勧められてるにもかかわらず、寒いから、雨が降りそうだから、 と言い訳をしつつ散歩をさぼっています。 暖かくなってきました。そろそろ気合を入れなければ!

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「剪定の枝を拾いしサンルーム」 雪の下に埋められていた木蓮の枝が雪が消えると枝の先の蕾が膨らんでいました。 花瓶に入れてサンルームに置くと蕾が開いてきました。

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「犬ふぐり見る人もなし道端に」 犬ふぐりは、春一番先に咲く花です。 雑草だと思ってるので気にも留めていませんでした。 今日コンクリートの隙間に青色の可憐な花が見えたので何だろうと思い見て見たら 犬ふぐりの花でした こんなに綺麗だったの?今まで気…