家籠り中暇なので、何回目かの胡桃の皮むきをしました。
そもそも胡桃の食用部分を固い殻から取り出すことを皮むきと言うのか解りませんが。
去年の胡桃の収穫時期は残暑も厳しく、毎年行ってる胡桃拾いも行く気にならなず、初冬の頃、胡桃拾いに行きました。
樹から落ちて大分経つので、全て雑草の中に埋まってしまい、見た目では胡桃が有る事は解りません。
胡桃の樹の周りを足で踏み踏みして、足底に感じるゴロっとした触覚で感じ取るのです。
一か所場所が解ればその周りには沢山落ちてるので後は簡単です。
夫婦で何回か通い10数キロを収穫しました。
拾ってきた胡桃を水洗いして、乾燥させて、固い皮を割り、中から身を穿り出す、食べられるようになるまでにはまだまだ手間も暇もかかります。
忙しい現代人には到底その時間のない事はあきらかですが、最近は胡桃は勿論、栗、銀杏、柿など食用となる自然の恵みを頂く人間が居なくなりました。
此処の胡桃も私達が拾わなければ全てネズミやリスたち動物の餌になったはずです。
お金さへ出せば簡単に美味しい物が手に入る時代、いつまでもこのまま豊かな時代が続くのでしょうか。
食糧難時代に遭遇した時のため、自然界の中で生きる術を身につけて置いてほしいと老婆心ながら思うのです。
幸い我が家には天才的に根気強い夫が居てくれるので、手間暇のかかる、殆どの作業はやってくれました。
胡桃餅、人参の胡桃和え、小女子と胡桃の佃煮、胡桃パン、様々な料理に使われますが、我が家だけで消化できない分は喜んで貰える人に差し上げました。