2023-05-22から1日間の記事一覧

Mrs Reikoの長編小説    サンタ アナの風

14 一分二分と緊張した時が過ぎても何事も起こらず、二人はふうっと大きく息をついた。 「直ぐには出てこないのかもしれないわね」 真紀が先ず口を開いた。 「ポリスが後ろの方で見ているかと思って慎重にしているのでしょう」と佳恵も緊張した表情で答えた…