再び門松

f:id:kusihikijp:20220107142540j:plain

今年も昨年同様の門松ができました。

玄関前に植えられてある南天に竹と松を添えて夫が製作する門松です。

老夫婦二人だけのあばら家に似つかわしくない、まるで料亭なみの門松です。

今年はお正月に娘一家が帰省して、少しは賑やかな元旦でしたが、立派な門松も眼には、入ったようですが、大して感動もないようで、何も言わずに帰っていきました。

この先何年、この立派な門松でお正月を迎えられるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若者とスマホ

年末に娘一家が帰省した時の話しです。

社会人二年生の男の孫が都合で遅れて家族とは別に一人で帰ってきました。

そろそろ着く頃と、夕食の支度を終えて待っていましたが、時間が過ぎてもなかなか来ません。連絡も全くありません。

どうしたのだろう、と親がスマホでメールしても返信が無いので、私にまでメールしてみて、と言います。

(という事は、都合の悪い時は親を無視する場合もあったという事?)

さっぱり連絡のつかないまま、予定時刻より、1時間位過ぎた頃、やっと現れました。

新幹線を降りた後、当然タクシーで来ると思っていたのに、何と歩いてきたのだそうです。

夏道だと若者の足で30分もかからない道のりですが、冬は、夏のようにはいきません。

除雪した雪が道の両側に50センチ程積まれ、舗装のコンクリートを削らないための除雪なのか、車道に数センチ残された雪が昼間の太陽で溶けて轍が出き、シャーベット状態になった雪道は夜になり、気温が下がると、そのまま凍結してしまいます。

誰も除雪する人の居ない歩道は、積雪の上に車道から除雪された雪も崩れてきて、その上をたまに歩く人が居るらしく40センチ程の雪道にズボッズボッと足跡だけが残されています。

そんな道路と知ってか知らずか、若者は短靴のウォーキングシューズ(防水だそうだけど)にロングコートで歩き出したのです。

その日は気温-7℃、風やや強しで、体感温度は-10℃以下だったのではないかと思われます。

家を出る時は十分充電してきたスマホは低温であっという間にバッテリー切れ。

誰とも連絡がつかなくなったのです。

暗い夜道を一時間。ズボッズボッと雪道を漕いで、じいちゃんばあちゃんの家に来てくれたのです。

歩いている間は寒くはなかったそうです。

スマホはこの上もなく便利だけど、便利すぎてスマホだけに頼っていると、何かの都合でそれが機能しなくなった時、非常に困るのではないかと思うけど、若者はあまり困ったとも思わなかったようで、依然スマホ様様で何より大事なのは、スマホなのです。

今時の子供

小学三年の孫娘は落ち着きがない、根気がない、超偏食、困った所の多い子供だが、

明るくて三年生になった今でもお父さんの膝の上に来て座りたがる甘えん坊だ。

そんな子供なので、じいさん、ばあさんも、つい、いつまでも赤ん坊扱いをしてしまう。

ある時、学校の話しをしていたら、どうやら好きな男の子が居るらしいと解った、

「○○君がどうした、こうした」と何べんも出てくるので、「○○君て、なんて苗字なの?」と聞いたら、「言えないよ、そんな個人情報、教えちゃダメなんだよ」

だって!

情報の渦の中で暮らしてる子供達は大人が思ってる以上に知識だけは聞きかじって

耳年増になっているようです。

コロナウイルス

昨年の五月以来、ブログを休んでいましたが、復活することにしました。

そもそも何で休載したかも忘れてしまったけど、コロナで外出の機会もなくなり、ブログネタが切れてしまったのではなかったかと思います。

半年経って解決したかと言うと、全く解決には及ばずむしろ事態は悪い方に進んで居ることに気が付きました。

それは刺激のない生活がこちらの老化を進行させて、このままではヤバい、と言う焦燥感が加味されたのです。

と言う事で新年を機会に、日常雑感を日記風に記録することにしました。

暮れに娘一家が東京から帰省して元日に帰京しました。

コロナも心配だったけど、この先どうなるものやら、先も見えないので、比較的落ち着いている今年に会って置いた方が良いという事で三年ぶりに帰省しました。

今のところ、娘一家も、じいさん、ばあさんも何事もなく過ごしていますが、二週間は自粛して、家籠りしようと思っています。

所が、山の中の一軒家でもない、我が家で全く他人と接触せずに暮らすのは難しいです

娘たちを送って出た時、隣家の人が雪掻きをしていたので、つい、立ち話をしてしまいました。

あ、、あわ、あわ、と慌てて口を押さえて途中で距離をとりました。

郵便配達の人にもつい、ご苦労様、と言葉をかけてしまいました。

入れ歯が外れるという悲劇が襲いましたが、二週間は我慢しようと思います。

いつかは、人類がコロナウイルスとの闘いに勝利する日が必ず来ると信じて、それまでは自己防衛するしかないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

シジュウカラ営巣

f:id:kusihikijp:20210501180337j:plain


シジュウカラがよりにもよってこんな所に巣を作りました。

松の木のてっぺんに洒落た巣箱を取り付けたのに、そこは気に入らなかったようで、

玄関前のヤマボウシの木にかけて置いた瓢箪に住みついてしまったのです。

屋根もないのに、雨が降ったらどうしようと言うのでしょう。

取りあえず雨をしのげるように板を置きました。

ひっきりなしに番で餌を運んで来ます。

春らしい気温が何日か続いた後、4月の26、27日頃朝の最低気温がマイナスとなり、外に置いた水が凍っているときがありました。

人間は天気予報で解るので、それなりの対策を取りますが、野鳥の雛は外壁がたった一枚の瓢箪の皮で凍死してしまわないか夫が盛んに心配しています。

それで夜の間だけ写真のような防寒対策をしてやることにしました。

果たして野鳥にこのような人間の援助は必要だったのでしょうか。

自然界に生きる動物は人間よりもはるかに強い生命力を持ち自然に順応して生きています。

シジュウカラの親は、どんな時にも瓢箪の中は安全!と強い自信があったのではないかと思います。

今日も、番は頻繁に餌を口にくわえて出入りしています。

 

f:id:kusihikijp:20210501175842j:plain

 

 

無知の告白

久し振りに海を見に行ってきました。

青い海と荒々しく押し寄せては砕け散る波を見ている間はコロナの心配は消えていました。

ふと、胸によぎったのは、波って何だろう、という疑問でした。

海に波のあるのは当たり前の事、と思ってたけど、どうして波が起こるのか、考えて見れば不思議な事です。

でも、そんな幼稚な事を聴けるのは夫しかいません。

夫は即座に”風”だと言いました。広い大海の何処かで風があるので、必ず波が起き、それは、さざ波になったり、大波になったりするのだそうです。

ホントかな?あんまり信頼していない夫ですが、インターネットで調べたら真実でした。

こんな事も知らずにウン十年も生きてきました。孫に聞かれる前に解って良かった。

f:id:kusihikijp:20210406152202j:plain

 

タヌキ

川の護岸工事で木が伐採され叢が無くなり、動物たちの住処が失われたようです。

庭に小動物が訪れるようになりました。

最近見たのは、兎(これは雪の上の足跡のみ)キジのつがい、イタチ、今日はタヌキがやってきました。

どこかを怪我しているのか、病気なのか解りませんが、動きも鈍く人を見ても逃げません。

水を飲んだり何か獲物を狙ってるようで、しばらく滞在していましたが、蜜蜂の箱にいたずらされても困るので、お引き取り願いました。

山の方に行くには車の往来の激しい道路を渡らなければなりません。

うまくタヌキの住める場所に辿り着けたか心配です。

f:id:kusihikijp:20210404162048j:plain