ヒヨドリは嫌われていました。
給餌を始めた頃ヒヨドリしかやって来ず四六時中居ついてしまい、しかも大食いで、大きなリンゴをあっという間に食べつくしてしまいます。
少しづつ他の鳥もやってくるようになったけど、意地悪で自分より小さな鳥は追い払ってしまいます。
そんな中で、喧嘩を売ってもムクドリには勝てず、ムクドリが居ると、近くの樹に止まってじぃーとムクドリの食べ終わるのを待っているのです。
しかも、待ちながらスズメやシジュウカラがやってくると、追い払うのです。
まるで上役にこびへつらう召使のようです。
ムクドリは太っ腹でスズメやシジュウカラが同じ餌台で一緒に食べても平気ですがヒヨドリだけは自分だけで占領しなければ気が済まないようです。
他の鳥に嫌われながらも、相方を見つけ番となり、近くの林で、子育てをして、やがて幼鳥を連れてくるようになりました。
その何代目かが(たぶん)いまだにやってきています。
ヒヨドリ用に餌を分別する事で餌の取り合いは解決しました。