創作童話       鳥になったまこちゃん

「でも、家へくるときは、隣の、猫が、時々、遊びに来てるから、気をつけてね」

「大丈夫、ヒヨドリくんに見張りをさせるから」

ムクドリさんは、ほんとに、ヒヨドリさんが嫌いなのね」

ヒヨドリは、臆病なので、見張り役には、うってつけさ」

まこは、お家のはなしをしたら、急に、お母さんのことを、思いだしました。

「そうだ、ここへ来ることを、お母さんに、言ってこなかったわ、お母さん、心配しているわ、そろそろ帰らないと。凧さん、お家へつれてって、

凧さんは、どこ、凧さん、凧さん」

「まこちゃん、まこちゃん、どうしたの?」

「あっ、お母さん、私、眠ってたの?、じゃあ、いまのは夢だったのね、」

まこは、ポカポカと日のあたる暖かい、お部屋で、いつのまにか、お昼寝をしていたのでした。

まこは、夢のなかで、ムクドリさんと、約束をしたことを覚えていました。

お父さんの作ったお庭の、餌台には今日もスズメやシジュウカラがきて、餌台にある

アワやヒエ、ヒマワリの種などを食べています。

お父さんに頼んで、こんどからは、野鳥達がいっぱいきても、仲良く食べられるように、もっとたくさん餌をおいてもらおうと思いました。   完