母方の先祖は加賀藩(金沢)の武士だったと言う事は母から聞いていました。
1903年(明治38年)東京で生まれた、母の話しでは、「前田様」は家族の中では絶対的な主君として常にあがめられていたそうです。
加賀藩の殿様に仕えた武士だったことは確かなようですが、
武士は武士でも家老だったのか、足軽だったのか。それ以外は全く母からも聞かずじまいでした。
武士だった事以外は全く解らず、金沢藩、早川元次郎(母の父名)だけを手掛かりにインターネットの検索が始まりました。
試しにGoogleに早川元次郎と入れてみました。
驚いた事に一発でヒットしたのです。
なんと英国王立農学校の訪問者名に記されていたのです。
1889年(明治22年)のことです。
どういう事?
日本とのかかわりを調べてみると、当時の駒場農学校(現東京大学農学部)に教師として英国王立農学校から5人の教師が招かれていました。
そのうちの一人エドワード キンチ博士が元次郎の恩師だったのです。
エドワード キンチ博士が、英国へ帰国後、元次郎が王立農学校に恩師訪問をしたのです。
(ちなみに夏目漱石のイギリス留学は元次郎から遅れる事11年、1900年(明治33年)の事です。)
なんと我が祖父は130年前、洋行を果たしていたのです。
その後元次郎は1896年(明治29年)農商務省の技手として勤め、日本各地の地質調査に任ります。
2冊の著書があります。
インターネットで解き明かされた我がルーツ、たった二代前の祖父の事なのに、初めて知る事ばかり、そして驚くことばかりです。
時代をさかのぼり三代前の曾祖父の時代にも驚く事実が判明されました。
次回に続きます。